現在、生きている人は未来にむかってすすんでいるようにみえるが、じつは過去を鏡として未来をながめ、背を未来にむけてすすんでいる。 宮城谷昌光『三国志』第六巻
2008年7月31日木曜日
雲は天才だー続
あれれ、タブを押したら、終わっちゃったよ。
「ぼくは愚才、だってようやくできた詩がこれなんだもの」と、呟きながらヴェランダから部屋に戻る。夕陽に染まる雲の合間に垣間見えた真っ青な空の美しさを書き留めたいと思いながら、「待てよ、雲は天才って、誰か言ってたよな」とネットで確かめたのがつい昨日のこと。やはり石川啄木だった。東北の僻村の代用教員が主人公の痛快なこの小説をつい読んでしまった。でもどこかに深い悲しみがある。その哀しみがこの『雲は天才である』というタイトルなのだった。
雲は天才
雲は天才だ
大空をカンバスに
真っ白い雲たちが流れてゆく
光を受けて上は白く耀き底は灰色の雲たち
雲は天才だ
夕陽に赤く染まり
層を成し渦を成し
燦然と耀いている
風は天才だ
瞬時として定まることのない
この雲たちの芸術の原動力だ
太陽は天才だ
風と雲の現出するこの大芸術を
可視の世界としてくれる
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